奄美大島で暮らしていると、「島を出る=飛行機かフェリー」というのは避けられません。
旅行や帰省で奄美に来るときも、同じように長距離の移動がつきものです。
でも、子どもが小さいうちはこの「移動」が大変ですよね。
私自身も、「0歳の飛行機、大丈夫かな?」「夜のフェリー夜泣きしないかな?」「3人連れて大丈夫だろうか」「何か暇つぶしや楽しめることはあるかな?」といろいろ考えていました。
この記事では、実体験をもとに、未就学児との移動の工夫を年齢別にまとめています。
初めて子どもと一緒に飛行機やフェリーに乗る方、ワンオペで移動する方、きょうだいを連れての移動を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
子どもと飛行機編
年齢問わず押さえたいポイント
1~2時間の短いフライトでも、子どもにとっては非日常の連続。親も気が抜けませんよね。
子どもの座席は、窓側がおすすめです。
- 外の景色を楽しむなど興味を外へ向けることができる
- 親が通路側の方が、物を落としたときに拾いやすい
- 子どもが通路に身を乗り出す心配が少ない
- (0歳児の場合は、授乳になったときに死角となりやすい)
また、搭乗前にオムツ交換・トイレを済ませることで、機内での立ち歩きを最小限に抑えることができます。(実際のところ、奄美便の飛行機では立ち歩く人はほとんど見かけません)
そして、本人の理解度にかかわらず、きちんと伝えることはとても大切です。
0歳児であっても、「これから飛行機に乗るよ」「揺れるね」などの声かけ、1歳時以降は「静かに過ごそうね」「次に○○をするからね」など…。
普段と違う環境は、少なからず不安な気持ちもあるはず。状況を明確に伝えることで少しでも安心できるよう声をかけましょう。
0歳~
■不快な刺激を減らす&快適さを重視
- 授乳は搭乗前がおすすめ
搭乗中は抱っこ紐を使っていることが多く、ケープを付けるのも一苦労。
空港によって授乳室の場所が異なるため、事前のチェックが安心です。 - 離陸時の耳抜き対策は、歯固めやマグ、お菓子で対応
離乳食前であれば、歯固めやおしゃぶりなどがおすすめ。いつも使っているものが便利です。
離乳食が始まっていれば、マグで水分を取ったりお菓子で対応できます。 - 寝てくれるのが理想
搭乗前に抱っこ紐で寝かしつけができると、機内での過ごしやすさがグッと変わります。
もし眠れなくても、授乳やおむつ替えを済ませ、安心できる抱っこで包んであげれば、落ち着いて過ごせることが多いです。 - 起きているときの過ごし方
ふれあい遊びや絵本がおすすめ。新しいものよりも、赤ちゃんが慣れているものを選んで安心感につなげましょう。

我が子は、「おいらははらぺこあおむしだ♪」のふれあい遊びが大好きでした。
小さな声でささやきながら優しく触れると、赤ちゃんが落ち着くことも。
トントンしたり、手を握る・足をなでたりするのもおすすめです。
1~2歳
■自己主張が強くなるが、言葉での理解や表現がまだ難しい時期
この時期が一番気を遣います。まずは本人の好みを尊重することが大切です。
- 離陸時の耳抜き対策は、水筒での水分補給やお菓子で対応
食べカスが出ない直飲みタイプのゼリーなどは特に便利です。 - 時間帯によっては、軽食を済ませるのも◎
パンやおにぎりであれば、お菓子を食べるよりも食べる時間が長く気も紛れます。 - 機内での遊びは、簡単&繰り返し遊べるものがおすすめ
手遊びや絵本、シール遊び、お絵描きボードは結構楽しめます。
シールやお絵描きボードは100均のもので十分対応できますよ。
シールは丸シールなど簡単なものや破れにくいものがおすすめ。
手こずると泣いてしまうこともあるので、失敗体験の少ない、すぐに結果が出る遊びがベストです。 - 外の景色を一緒に楽しむ
この時期は語彙がどんどん増える時期。「空は青いね」「太陽がまぶしいね」「くもがあるね」と、窓の外をみながらの声かけがとても良い刺激、学びになります。
3~4歳
■やりとりがしやすくなり、工夫次第でスムーズに
- 離陸時の耳抜き対策は、水筒での水分補給やお菓子で対応
食べカスが出ない直飲みタイプのゼリーなどは特に便利です。 - 時間帯によっては、軽食を済ませるのも◎
パンやおにぎりであれば、お菓子を食べるよりも食べる時間が長く気も紛れます。 - 機内での遊びは、簡単&繰り返し遊べるものがおすすめ。一緒に決めるのも◎
手遊びや絵本、シール遊び、お絵描きボードは結構楽しめます。
1~2歳の頃よりもシール遊びの難易度はあげてもOK。
「何をして過ごす?」と聞けば、やりたいことを答えてくれることも。一緒に決めれば納得して落ち着いて過ごせます。 - 外の景色を一緒に楽しむ
窓の外をみながらの声かけがとても良い刺激、学びになります。
5~6歳
■移動がかなり楽になり、自分で楽しめるものを選べる年齢
- 荷物やおやつ、機内での過ごし方も自分で決める
事前の準備も自分で行うことで、計画を立てていく練習にもなります。 - 外の景色を一緒に楽しむ
景色や地名、地域に興味を持ち始める頃。いろんな知識を伝えてあげるチャンスです。キッズカメラをもっていると、景色を撮ったり思い出作りも楽しめます。
子どもとフェリー編
現在、奄美と本土を結ぶフェリーは、マルエーフェリーとマリックスラインの2社が、1日交替で運航しています。
夜に出て朝に着くため、「寝て過ごす」のが前提ですが、乗船~消灯までの時間帯(鹿児島→奄美間の18時~21時)が意外と長いので要注意です。
ここでは、一般的な利用が多い2等和室(雑魚寝)を想定しています。
部屋では休んでいる人も多く、子どもが騒いだり泣いたりすると「うるさい」と感じる人もいます。
お互いが気持ちよく過ごせるよう、周囲への配慮が必要です。
※2等和室は全席指定です。予約時に「窓側がいい」「通路側がいい」といった希望を伝えると、空き状況によっては配慮してもらえることもあります。
年齢問わず押さえたいポイント
鹿児島から奄美に向かう船では、多くの人が船内で夕食を食べています。
マックの袋を持っている人もちらほら…!
売店におにぎりが売っていますが、数に限りがあるので、船に乗る前に買っておくか船内の食堂を利用するのが良いです。
夏場はシャワーで汗を流すのもすっきりしておすすめ◎
アメニティやタオルは売店に売っています。
キッズルームがあるのは、現在はクインコーラルクロスのみです。
そんなに広くはありませんが、動き回りたい子どもにとってはとても助かるスペースです。
キッズルームがない船では、船自体を楽しむのがおすすめ。
デッキに出れば、風や波の音を楽しめます。
沈む夕日や、朝日が昇る様子も素敵な風景ですよ。
日によっては揺れが激しいこともあるので、酔い止めを準備しとくのも安心です。
2等和室は、消灯後も常夜灯がついており、その光で子どもが寝にくいこともあります。
自分達が寝るスペースのなかで、光が当たりにくいところ、そしてクーラーの冷気が直接当たりにくいところを子どもに譲るのも、夜間を快適に過ごすためのポイントです。
消灯後は特に、寝静まっている状況。そんななかでぐずったり泣き止まない予兆があればサッと部屋を出る判断をしましょう。
0歳~
■不快な刺激を減らす&快適さを重視
- 授乳室とオムツ替えが可能なトイレの確認をしておく
現在運航している全ての船には授乳室があります。
ただし、2等和室で授乳する場合に備えて、授乳ケープを用意しておくと安心です。 - ハイハイ期は他のお客さんへの配慮を
ハイハイが始まると、寝ている人のところに行ったり、置いてあるキャリーケースでつかまり立ちをしようとしたりと自由に動き回ってしまうので、お気に入りのおもちゃや絵本を準備したり、部屋の外で過ごすのがおすすめです。 - 抱っこ紐での散歩は落ち着くことが多い
デッキに出たり、船内を散歩しながら声かけすると落ち着くことが多いです。

夜間の授乳がある場合は結構大変。
ぐずったらすぐに授乳をして落ち着かせてあげましょう。
1~2歳
■自己主張が強くなるが、言葉での理解や表現がまだ難しい時期
この時期が一番気を遣います。まずは本人の好みを尊重することが大切です。
- とにかく動き回りたい!そんな子には色探しがおすすめ
自分で歩けるようになると、とにかく動くのが楽しくなりますよね。他の人の邪魔にならないように部屋の外に出て船内を散歩するのもいいですが、他にも、色探しもおすすめ。
壁には掲示物あったり消火栓が設置されていたり、自動販売機があったり…いろんな色があふれています。壁の色・手すりの色も様々。「あ!赤色だ」「〇色を探してみよう」と伝えることで、ただ歩くのではなく色探しの遊びになったり、色をたくさんインプットできますよ。 - 階段の上り下りは止められない
階段に夢中になる時期ってありますよね。船の乗り降り時などの混雑時はもちろん避けますが、安全+他人の迷惑にならないことを確認して、あとはひたすら見守ります。 - 部屋の中で過ごすときは、簡単&繰り返し遊べるものが便利
手遊びや絵本、シール遊び、お絵描きボードは結構楽しめます。
シールやお絵描きボードは100均のもので十分対応できます。
シールは丸シールなど簡単なものや破れにくいものがおすすめ。
手こずると泣いてしまうこともあるので、失敗体験の少ない、すぐに結果が出る遊びがベストです。
3~4歳
■やりとりがしやすくなり、工夫次第でスムーズに
- トイトレ期は、定期的に尿意の確認を
トイレが部屋から離れていることもあるので、早めにトイレに行けるよう配慮が必要。
心配な場合は、寝るときだけオムツ・トレーニングパッドを使用するなど対応を。 - とにかく走り回りたい!そんな子にはゲーム形式がおすすめ
少しずつルールを理解でき始める時期。「走らないで」というよりも、ゲーム形式で動きのスピードを抑えるのもおすすめ。
かかととつま先をくっつけながら、1歩ずつ進んだり、ゴールを決めて何歩で行けるか数えながら進んだり…自然とスピードを抑えつつ、バランスゲームや数を数える練習にも繋げられます。 - 部屋の中で過ごすときは、簡単&繰り返し遊べるものが便利
絵本、シール遊び、お絵描きボードは結構楽しめます。
なじみのものだけでなく、新しいシールブックなどを初出しすると夢中になりやすいです。(100均で十分です)
また、シールで完結するワークなど少し難易度をあげたものもおすすめです。
5~6歳
■移動がかなり楽になり、自分で楽しめるものを選べる年齢
- 荷物の準備や船内での過ごし方を自分で考える
事前の準備も自分で行うことで、計画を立てていく練習にもなります。
お絵描きやワーク、カードゲーム、キッズカメラの活用などもおすすめ。 - 遊びのルールは自分で決める
公共のルールも守りながら、歩いて遊べるゲームなど自分で遊び方を考えてみるのも楽しめるポイント。遊びの幅も広がりやすいです。
ワンオペやきょうだい連れの場合
子どもの人数によっても、大変さは変わります。
一番大変なのは、子どもの人数が大人の人数を上回っているとき。
ワンオペで未就学児2人と長距離を移動するのは、本当に大変です。

私も、下の子を抱っこ紐で抱えた状態で、上の子のトイレの手伝い(便座に座らせる)をするのは本当に一苦労でした。腰が痛い…💦
移動手段を選べるのであれば、一人でみる時間が短い飛行機が断然おすすめです。
フェリーできょうだいがいる場合、上の子のワークや紙類を下の子が破ったり邪魔したりすることがあります。
そんなときは、上の子に絵本を読んでもらったり、一緒に手をつないで船内散歩をしたり、きょうだいで楽しむ工夫をすると良いでしょう。
また、上の子の気持ちもききつつ、大人が小さい子のお世話と遊びにしっかり集中して、上の子のやりたいことを尊重することも大切です。
まとめ
未就学児との長距離移動は、正直とても大変です。
周りの方に迷惑をかけないかも心配になりますよね。
我が家はタブレットを持っていないため、100均の簡単なおもちゃやその場で楽しめるゲームなどを駆使して毎回乗り切っています。

大変なことも多いですが、子どもにとっては刺激がいっぱいの楽しい体験でもあります。
この記事が、少しでも不安の軽減や準備のヒントになれば嬉しいです。
また、こんな方法もおすすめだよ!というご意見があれば、ぜひコメントで教えていただけるとありがたいです。
子どもも大人も楽しめる時間になりますように。
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