ここ数年で「子ども食堂」という言葉を、奄美でもよく見聞きするようになりました。
「子ども食堂」と聞くと、経済的に困っている子どもたちのための場と思われがちですが、近年では地域の子どもや親、高齢者の方など幅広い世代の人たちが気軽に集まれる居場所としての役割も大きくなっています。
私自身も、3人の子育てをするなかで支えられた経験があり、その実体験をもとに今回の記事をまとめました。
「子ども食堂ってどんなところ?」「自分が行っていいのかな…」などと考えたことがある人のヒントになれば嬉しいです。
子ども食堂とは
子ども食堂とは、「子どもが一人でも安心して行ける、無料または低額の食堂」で、地域住民やボランティアが運営する居場所のことです。
食事の提供だけでなく、孤食の解消や地域交流の場として、子育て支援や介護予防、地域のつながりづくりなどを行い、幅広い世代が集まる「多世代交流拠点」としての役割を果たしています。
この活動は2012年、東京都大田区の八百屋さんが始めたのをきっかけに全国へ広がりました。
現在では全国に10,000か所を超える子ども食堂があり、地域の“みんなの居場所”として定着しています。
(出典①:全国こども食堂支援センター・むすびえ )
(出典②:厚生労働省 広報誌「厚生労働」2020年10月号)
奄美市の子ども食堂
現在、鹿児島県に登録されている奄美市名瀬の子ども食堂は7団体あります。
それぞれ開催日や目的が異なるため、下記に一覧でまとめました。
すべての団体がInstagramで開催日などを案内しています。
| 名称 | 開催場所 | 活動の目的 | 開催日 | 利用料金 | 予約 | SNS |
|---|---|---|---|---|---|---|
| みらい子ども食堂 | 奄美市名瀬末広町14-10 AiAiひろば | ・孤食をなくす。 ・子供の孤立化を防ぐ。 ・安心して集まれる場所の提供。 | 毎月第2土曜日 | 16歳未満:無料 16歳以上:300円 | 不要 | 〇 |
| 新川ふれあい食堂 | 奄美市名瀬安勝町29 新川ふれあい館 | 孤食を減らし、子どもから大人までが集える場所を作り、地域の活性化も図る。 | 毎月第2日曜日 | 18歳未満:無料 18歳以上:200円 | 不要 | 〇 |
| くっかる食堂 | 奄美市名瀬小宿991 | 地域の方々の居場所 | 毎月第3土曜日 | 18歳未満70歳以上:無料 18歳以上:300円 | 不要 | 〇 |
| 友愛クラブ憩いの家 | 奄美市名瀬小宿1031 | 地域福祉の問題に取り組み、障害の有無や年齢にかかわらず、社会参加ができるように、子どもの生活支援、高齢者、単身者の孤食対策、食事を通じた世代間交流、地域活性化、子どもの居場所作りに貢献する。 | 毎月第2土曜日 | 18歳未満:無料 18歳以上:300円 | 必要 | 〇 |
| いきいき理風食堂 | 奄美市名瀬大字仲勝689-2 天理教理風分教会 | 両親が共働きなどで、登校日の昼を独りで食べている子ども達に温かい食を提供したい。併せて高齢者にも食を提供することにより、居場所づくりや地域とのつながりづくりを図ることを目的とする。 | 毎月第2土曜日 | 18歳未満:無料 18歳以上:200円 | 必要 | 〇 |
| あしみなみ子ども朝食堂 | 奄美市名瀬小宿1043 天理教芦南分教会 | 奄美市周辺地域において、子ども食堂など親子が気軽に参加できる事業を通して、困ったときに声をかけたり、悩みを相談できる関係を築き、子どもたちが健やかに成長できる環境をつくる。 | 毎週月曜日 | 18歳未満:無料 18歳以上:200円 | 必要 | 〇 |
| しんおおとみ 子ども大喜び食堂 | 奄美市名瀬真名津11-21 天理教真大富分教会 | 地域周辺において、子ども食堂など親子が気軽に参加できる事業を通して、困ったときに声をかけたり、悩みを相談できる関係を築き、子どもたちが健やかに成長できる環境をつくる。 | 毎月1回金曜日 | 18歳未満:無料 18歳以上:200円 | 必要 | 〇 |
実際に子ども食堂へ行ってみた!
我が家も子ども3人を連れて、子ども食堂に行ってみました。
新川ふれあい食堂 体験談
新川ふれあい食堂は、毎月第2日曜日の11時から、新川ふれあい館で開催されています。
初めて利用したのは、「新川こどもまつり」の日に家族で訪れたときでした。
子どもたちが無料でカレーを食べられると聞き、気軽に並びました。
その日は新川ふれあい館近くの天理教教会ふれあい広場(屋外)で、みんなでカレーをいただきました。
5人家族で食べても400円という安さにも驚き、ありがたい気持ちでいっぱいでした。
中高生のボランティアも多く、子どもたちに気さくに声をかけてくれ、とてもあたたかい雰囲気でした。
その後しばらく利用していなかったのですが、ワンオペで疲れていたある日曜日、Instagramで開催を知り、再訪しました。
通常は新川ふれあい館で開催されており、駐車場もあるため行きやすいです。
受付で必要な分のチケットを受け取り、調理室まで自分で取りに行きます。
11時開始ですが、その日はすぐに長蛇の列ができ、11時半には売り切れていました。
食べる場所にはテーブルと椅子が用意されており、お菓子や野菜、小物なども出店もありました。
この日のメニューはカレーで、辛さは中辛よりの甘口。子どももお腹いっぱいになるボリュームです。
時期によってはたんかんなどの果物やかき氷のサービスもあります。

利用者は親子連れが多く、小さな子どもから中高生までさまざま。
持ち帰る人も多く、席はゆったりしていました。
施設横の芝生では子どもたちがのびのび遊んでいて、居心地の良さを感じました。
みらい子ども食堂 体験談
みらい子ども食堂は毎月第2土曜日の11時からAiAiひろばで開催されています。
知人から教えてもらい、ワンオペの日に子どもたちと一緒に寄ってみました。
初めてでも利用しやすく、「いらっしゃい~!何人分?」と明るく声をかけてもらえました。
その日はお弁当だけでなくお菓子やジュースも配られ、子どもたちは大喜び。
お弁当を受け取るときには、「来月は〇日だからね~!」と教えてもらえたことで、「また来てもいいんだ」という気持ちにもなれました。
何度か利用していますが、カレーは甘口でミニサラダもついていて、野菜もちゃんと摂れるのが嬉しいです。唐揚げ弁当などメニューも豊富で、とても美味しいです。


駐車場はAiAiひろばが満車の場合もありますが、近くに有料駐車場が多くあり行きやすいです。
明るく開けた雰囲気で、どなたでも気軽に来られる印象。
AiAiひろばの1階でそのまま食べることもでき、ちょっとしたキッズスペースや子供用の椅子(2脚)もあります。
高齢の男性も食事をされていたりと、多世代が集う場所だと感じました。
子ども食堂を利用してみて思うこと
これまで何度か利用してきましたが、いつも本当にありがたく、救われている気持ちになります。
我が家は土日にワンオペになることも多く、小さな未就学児3人と丸一日過ごすのは、休む間もほとんどありません。
家事も中断してしまうことが多く、3食の食事準備と片付けは特に負担が大きいです。
そんな中、子ども食堂を利用すると、「昼食の準備と片付け」という一つの仕事を減らすことができ、その分子どもたちと触れ合う時間を増やすことができます。
「今日は何を作ろう」と悩むストレスも軽減され、本当に子育てを助けてもらっていると感じます。
我が家は近くに実家もなくワンオペの日もありますが、子どもたちが美味しいご飯を食べてお菓子をもらい、優しく声をかけてもらえる環境があることに救われています。
一人で子育てすると本当に大変ですが、こんな風に周りの人が関わってくれる場があることで、肩の力が抜けるなあと思いました。
経済的な支援だけでなく、精神的な支援でもあると実感しています。
まとめ
奄美市名瀬には、たくさんの子ども食堂があり、子どもの貧困対策だけでなく、地域の交流拠点としても大きな役割を担っています。
私自身も、実際に子ども食堂を利用し、精神的にも経済的にも支えてもらったなと感じました。
今は我が子の育児でいっぱいいっぱいですが、少し余裕がでてきたときには、今度は自分も、子ども食堂のお手伝いをしたいと考えています。
一人で子育てを抱え込まず、周りの人やこうした場を頼りながら、みんなで支え合える。
そんな子育て環境になっていけばいいなと思います。
※本記事では、奄美市周辺の子ども食堂について、公開情報と実体験をもとにご紹介しています。
内容に変更があった場合や、掲載に問題がある場合は、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡ください。速やかに対応いたします。
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